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紫外線療法
(ターゲット型エキシマライト)について

紫外線療法とは?

紫外線療法紫外線療法は、皮膚疾患に効果が認められている特定の波長の紫外線(UVB)を当てることで、皮膚の炎症や免疫反応を抑える治療法です。特定の波長の紫外線のみを照射することで副作用を最小限に抑えることができるため、安全性が高い治療です。また、自己免疫や慢性炎症が関係する皮膚疾患に効果的で、保険診療で行うことができます。

エキシマライトとは?

エキシマライトは、紫外線療法の中でも308nmの波長をもつターゲット型UVB治療器で、特に以下のような特徴があります。

  • 患部にだけ照射できるターゲット型です
  • 強力な紫外線を短時間で照射できるため、効率よく治療できます
  • 痛みはなく、数秒で終了します

当院では「exciplex 308(エキシプレックス308)」という機器を導入しています。

対象となる疾患

エキシマライトは、以下のような皮膚疾患に適応があります。(保険適応)

など

治療の流れ

1診察・適応の判断

診察・適応の判断皮膚科専門医が診察し、照射の適応を判断します。

2照射部位、出力の決定

照射部位、出力の決定照射範囲を必要最小限に限定し、照射部位を決定します。はじめは弱い出力から開始し、必要に応じて徐々に出力を上げて治療していきます。

3エキシマライト照射

エキシマライト照射1回数秒〜数十秒程度です。痛みはなく、あたたかみを感じる程度です。

4経過観察

治療後に照射部が赤くなることがありますが、これは正常な反応です。通常は治療後数日で治まります。週に1~2回のペースで継続が推奨されます。効果は回数を重ねることに感じられます。

 

治療頻度と回数

  • 週1〜2回の治療頻度が推奨されます。
  • 10回前後で効果を実感できることが多いです。
  • 継続的な治療で徐々に症状を改善・コントロールしていきます。

副作用について

一時的な赤み、ヒリヒリ感(軽いやけど)

治療後に照射部が赤くなることがありますが、これは正常な反応で基本的には治療後数日で治まります。しかし、出力を上げていく中で反応が強く表れた場合、ほてりやひりつきを感じたり、赤みが長引いたりすることがあります。

色素沈着

照射した部分に一致して、日焼けした後のように色素沈着がまれに起こります。照射を中断すれば、数カ月かけて徐々に消退していきます。

よくあるご質問

痛みはないですか?

照射中にあたたかみを感じる程度で、痛みはありません。

どのくらいで治りますか?

疾患の種類や個人差によりますが、数回の照射で効果を実感できることもあります。通常は10回以上の継続が必要です。

保険適用されますか?

対象疾患であれば保険が適用されます。お気軽にご相談ください。

まずはお気軽にご相談ください

「長引く皮膚の赤みやかゆみ」「塗り薬だけでは改善しない」
そんなときは、紫外線療法という新しい選択肢があります。

まずは診察にて、適応を確認いたしますのでお気軽にご相談ください。